庭園内に水を引いてある場合には、そこを渡るための「橋」が必要となる。

その橋には形状や材質からいくつかの種類に分けられる。

形状からみた場合、微妙な曲面をつけた反橋と曲面をつけず平らな平橋がよくみられる。また、屋根や腰掛を設けたものもある。

材質からみた場合、自然石や切り出した石を使った石橋、丸太を並べてその上に土を盛った土橋がよくみられる。

一つの園内に何箇所かの橋を設ける場合は、反橋と平橋を併用することで視覚的にも変化をもたせるようにしている。

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《六義園》では現在6箇所に橋が架けられている。

反橋の方が数としては多いが、平橋の「渡月橋」もあり変化をつけている。

また、橋は渡るだけでなく、別の角度から眺めたときに水面に映る形をみて楽しむこともできる。